6年間の思い出を背負うランドセル選びは、親にとっても子どもにとっても大イベントですよね。
でも、SNSなどでの「ラン活マウンティング」が話題となり、焦ったり悩んだりしてしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ラン活マウンティングに振り回されない賢いランドセル選びのポイントをご紹介します。
ラン活マウンティングに惑わされず、賢くランドセルを選びましょう。
大切なのは、予算、デザイン、機能性、情報収集、そして周囲の意見に惑わされないことです。
このポイントを参考に、お子さんと一緒に素敵なランドセルを見つけてくださいね。
我が家のラン活のお話
ランドセル選びは、親子にとって初めての大きな買い物であり、ワクワクとドキドキが入り混じる特別な経験です。
ランドセルの人気ブランドやデザインが豊富になり、情報も溢れかえり、何から始めればいいのか迷ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
まずはじめに、我が家のラン活事情について共有し、少しでもお役に立てれば幸いです。
長男小学生入学時
はじめてのラン活ということで、バタバタと情報収集をしていくうちに、焦りも出てきました。
最終的には、主人と主人のご両親とショップに出向き、土屋鞄の本革の黒のランドセルを購入しました。
作りも素晴らしく、大変満足していたのですが、本革のランドセルはちょっと重いかなと感じていました。
今思えば、長男の好みを聞くよりも、お祝いとして購入してもらえるということもあり、主人のご両親の意見を優先する形に…。
その時は一生懸命でしたが、今思うと色々な情報に左右されていて、過敏になりすぎていたと思います。
長女小学生入学時
長男より3年遅れで、長女のランドセルの購入に時期がきました。
この頃は、長女にどんなランドセルが良いか聞く余裕もあり、本革のランドセルは重たいなと長男の時に感じていたので、今回はどうしようかと迷っていました。
最終的には、長女のランドセルのデザインの好みや色なんかを一緒に話をした上で、長女が気に入ったブラウンのコクヨのクラリーノのランドセルを、主人のご両親ではなく我が家で購入しました。
次男小学生入学時
長女より2年遅れで次男のランドセルの購入の時期を迎えました。
この頃には、私はもうすっかり慣れてしまっていて、「もう何でもいいんじゃないか?」なんていうワイルドな感覚にw
でも、次男も好きなランドセルのタイプがあるだろうと思い、好みを聞くと「黒!」「バチンってフタが止まるヤツ」という2点のみのシンプルリクエスト。
最終的に長女同様、ふわりぃのクラリーノの黒のランドセルを主人のご両親ではなく我が家で購入しました。
はじめてのラン活の頃は、子供の声よりも周囲の情報に引っ張られていた感じがありました。後で振り返るともう少し気持ちに余裕を持てていれば良かったなと思います。
ラン活マウンティングとは?
ランドセル選びは、小学校入学という大きな節目の準備として、親にとってワクワクするイベントですよね。
でも、近年では「ラン活マウンティング」なる言葉も目立ち、SNSや掲示板などで見かけることも増えました。
一体、ラン活マウンティングとは何なのでしょうか?
ラン活マウンティングの正体
ラン活マウンティングとは、ランドセル選びの過程や結果を自慢することで、優越感やマウンティングを取ろうとする行為のことを指します。
具体的には、以下のような言動が挙げられます。
ラン活マウンティングの背景
では、なぜこのような行為が行われるのでしょうか?
ラン活マウンティングの背景には、主に以下の3つの心理が考えられます。
競争社会におけるステータス意識
高価なランドセルや人気ブランドのランドセルは、子どもの将来への投資という側面だけでなく、親の経済力やセンスの象徴として捉えられるようになっています。
そのため、「自分は周りの親よりも優れている」ことを示そうと、ラン活マウンティングをするケースがあります。
情報格差による焦り
ラン活に関する情報は、中には不正確なものも含まれています。
情報収集に不慣れな人は、焦りから周囲の情報を鵜呑みにし、「自分は情報に疎いのではないか」という不安からマウンティングをしてしまうことがあります。
承認欲求
SNSでは、いいねやコメントの数によって自己肯定感を高める人が増えています。
ラン活マウンティングも、「自分が認められている」という承認欲求を満たす手段として利用されることがあります。
ラン活マウンティングの標的となるポイント
ラン活マウンティングは、主に以下のポイントをターゲットにされます。
ラン活マウンティングは、相手を不快にさせるだけでなく、子供のランドセル選びを本来の意味から遠ざけてしまう可能性があります。
大切なのは、子供の体格や好みに合ったランドセルを選ぶことであり、周りの目を気にすることではありません。
周りの情報に惑わされず、自分たちにとってベストなランドセルを選びましょう。
ラン活マウンティングに惑わされない! 賢いランドセル選びのポイント
ランドセル選びは、6年間の思い出を彩る大切なアイテムです。
でも、情報過多な現代、周りの声に惑わされ、つい後悔してしまうことも。
ここでは、賢いラン活を成功させるためのポイントをご紹介します。
本当に必要な機能を見極める
高機能だからといって必ずしも良いとは限りません。
お子様の体型や通学路、必要な機能などをじっくりと検討し、本当に必要な機能に絞りましょう。
カタログや口コミだけでなく、実際に背負ってみることも大切です。
子供の意見を尊重する
ランドセルは、6年間毎日使うものです。
お子様の意見を尊重し、好きな色やデザインを選ばせてあげましょう。
親の好みだけで決めてしまうと、お子様がランドセルを嫌いになってしまう可能性もあります。
周囲に流されない
「あのランドセルが人気らしい」「あのメーカーは良いらしい」という声に惑わされてはいけません。
ご自身の判断基準に基づいて、納得できるランドセルを選びましょう。
ランドセル選びは、お子様とご家族にとって大切なイベントです。
焦らず、じっくりと時間をかけて、後悔のないラン活を成功させてくださいね!
ラン活マウンティングに負けない! スッキリ対処法
はじめてのランドセル選びは、親御さんにとって緊張する大きな買い物。
親子でワクワクしながら情報収集する一方で、ママ友からのマウンティングに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
でもそんなママ友はこちらから願い下げですし、きっとほとんどいないですよね?
もし嫌な感じのことを言われた場合は、気にせずサラっとスルーしてしまいましょう。
ここでは、ランドセル選びのマウンティングをスマートにかわすための賢い返し方をいくつかご紹介します。
1. 褒めつつ話題を変える
「〇〇ちゃんのランドセル、素敵ね!さすが◯◯ブランドだけあって、いい感じね。」
そこから、「うちは機能性重視で△△ブランドを選んだんだけど、使い心地はどう?」など、お子さんのランドセルについて質問してみる。
2. 共通点を見つけて共感を示す
「私も最初は悩んだけど、△△のポイントに惹かれて決めたんだよね。」
具体的なポイントを挙げることで、相手との共通点を見つけ、マウンティングから話題を逸らす。
3. ユーモアで切り返す
「うちの子、ランドセルよりも筆箱の方が気に入ってるみたいなのよね。こだわりポイントが変わってるのよね~。」
自虐ネタやユーモアで場を和ませ、マウンティングの雰囲気を払拭する。
4. ハッキリと意思表示をする
「ランドセル選びは子供の個性や好みが一番大切だと思うので、あまり周りの意見は気にしてないのよね。」
自分の考えをハッキリと伝えることで、相手のマウンティングをけん制する。
5. 距離を取る
あまりにひどいマウンティングの場合は、無理に付き合わず、距離を取ることも大切。
上手にかわしつつ、必要であれば他のママ友との交流に重心を移しましょう。
その他、マウンティングを受け流すポイント:
ランドセル選びは、お子さんにとってもご家族にとっても、大切な思い出になるものです。マウンティングに惑わされず、自分たちにとってベストなランドセルを選んでくださいね。
ランドセルの種類と特徴を簡単にご紹介!
購入する前に、まずはランドセルの種類や特徴を調べましょう。
ランドセルは子供たちが学校に通う際に欠かせないアイテムですが、まずはその種類と特徴を知ることが大切です。
それぞれの素材や特徴を理解してから、お子さんに合ったランドセルを探しましょう。
牛革製ランドセル
私たちのもっとも馴染みのある革といっても良いくらい定番なのが、牛革です。
使い込むほどに味がでて体にも馴染みやすく、とても丈夫なのが牛革です。傷も付きにくく多少乱暴に扱っても安心です。
やや重さがあり、価格も比較的高価なものが多いです。丈夫なのが魅力ですが、水には弱いのが弱点です。
ですが、使えば使うほど味がでてくるのも牛革の良さです。
コードバンランドセル
コードバンとは、馬の臀部のほんの僅かな部分から採取出来る革のことです。
希少な革ゆえ「革のダイヤモンド」とも呼ばれています。
コードバンは繊維の密度が細かく丁寧に磨き上げて作られる為、他の製品より強度があり美しい光沢があるのが特徴ですが、牛革よりも重く、価格も高いのがネックです。
最近ではたくさんのメーカーからコードバンのランドセルが流通しているので種類は増えたように感じます。
人工皮革ランドセル
人工的に作られた革のことで、化学繊維で加工されているのでデザインも豊富で軽く、コードバンや牛革に比べて価格も安いというのが魅力です。
他の素材のランドセルと違って、傷や衝撃に弱いのが人工皮革ランドセルの弱点でしたが、年々加工技術も進歩しているので、丈夫で品質の良い物も増えています。
ナイロン製ランドセル
一部のエリアではランドセルではなくランリュックが通学に利用されています。
地域によってはまだ馴染みが少ないですが、ランリュックを利用しているお子様をたまに見かけます。
ランリュックは布製やナイロン製で出来ていて軽くて丈夫。
価格も1万円程で買えるものもあり、更には遠足もこれで行けるなど様々な利点もあるようです。
ランドセル選びのポイント
ランドセルの種類や特徴を理解したら、さっそくお子さんに合うランドセルのポイントを、ご家庭の状況や体格などから探っていきましょう。
体格に合ったランドセルを選ぶ
最近ではパソコンやiPadなどが学校から支給されているところも多く、体格が小さめのお子さんだと毎日たくさんの荷物を背負って登下校するのは本当に大変です。
なので体の小さなお子さんには軽い素材のランドセルを選ぶといいと思います。
学校までの通学路を把握する
小学校に入学すると、これから子供だけで通うことになります。
誰かが補助してあげる状況はほぼなくなるので、親としては、通学にもなるべく負担がかからないようにしてあげたいものです。
通学路に急な坂や長い階段がある方、また小学校までの距離が遠いなど、通う小学校までの通学路を把握して、
軽めのランドセルがいいか、丈夫で濡れても平気な素材がいいかをまず選択するのが、お子さんに合うランドセルを選ぶ時の大事なポイントになります。
男の子のお子さんには
男の子には丈夫なランドセルがおすすめです!
多少傷がついても放り投げても痛みの少ないランドセルを選ぶのがいいと思います。
もちろん個人差はありますがw
お子さんの希望を優先してあげる
あれこれ考えると迷ってしまうので、最終的にはお子さんに決めてもらいましょう。
人気のデザインやカラーを一緒にネットで検索したり、カタログを取り寄せたり、実際ランドセルを手に取ってみてお気に入りを見つけてもらいましょう。
気になるランドセルの購入時期と金額帯について
最近のランドセル商戦は年々早まる傾向にあるといわれています。
あくまでも参考としての情報です。経験談として焦らない、気にし過ぎない、周囲と比べないのがベスト。お子さんの声にしっかり耳を傾けてあげてください。
ランドセル購入時期
ランドセル購入時期のピークを迎えるのは、5月~8月頃と言われています。
年度の変わった4月頃から各メーカーからの新作ランドセルの販売が始まりますが、一年を通して購入するのが一番多いのは、GWがある5月頃だそうです。
なぜなら、GWに帰省する方が多いからだとか…。
一概には言えませんが、おじいちゃんおばあちゃんが購入するご家庭が多いからではないかと言われています。
次に多いのが8月頃です。こちらもお盆の帰省時期と重なるため、購入時期が多くなります。
ですが、人気のランドセルだと8月ごろになると売り切れて買えないこともあるそうです。
もし購入するランドセルが決まっていて、それが人気のモデルであれば、春ごろから「ラン活」を始めて、夏休みまでに購入することをおすすめします。
ランドセルの購入金額帯
2024年の購入金額の平均は59,138円で前年度より614円上昇しているそうです。
ランドセル工業会の購入後の調査では、「子供の好きな色だった」「デザインがよかった」この2点が購入の決め手になった方が上位を占めていました。
やっぱり金額は少々お高くなっても、お子さんの希望のランドセルを購入してあげたいと思う親御さんやおじいちゃんおばあちゃんが多いということなんでしょうね。
使って良かった!ランドセルのサポートアイテム
子供が快適にランドセルを使用するために、便利なサポートアイテムがおすすめです。
子供達の安全性を向上したりランドセルの使い勝手がよくなったりと、サポートしてくれるアイテムが何かと助かることも多いですよ。
ランドセル用カバー
雨や汚れからランドセルを保護するために、防水加工や丈夫な素材で作られたカバーがおすすめです。
カバーがあることで、ランドセルを綺麗に保つことができます。
反射材が付いているものだと、周りから見つけやすく安全対策にもなります。